花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ=井伏鱒二=
by na-boo
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隠れる場所はそこかよ。
今日午後9時過ぎ、KK氏が行方不明という事態に陥った。約1時間。
彼はそのとき、抜き差しならない重要な企画を一任されるという光栄な仕事をしており、一分、一秒とも無駄にできないはずであった。全員が彼の仕事を待っている最中だ。

しかもカバンは社内にあり、身ひとつで消えた。もちろん携帯も持っていない。

緊急事態に気がついた私とS氏は、エレベーターを1階ずつ開けて、ビル中を捜索した。しかし、どの階にもいない・・・。とうとう1階。やはり、外へ出てしまったのか。どこへ行ったというのだ・・・・。私たちは途方に暮れた。まさか、、と最悪のケースが頭をよぎる

そのとき、1階のトイレの電気がついていることに気がついた。利用者が少ないこの便所。なにか、不審なニオイがした。私たちははトイレを開けた。1つしかないその大便用トイレの鍵は赤く、カギがかかっている。S氏がノックをする。しかしノックは返ってこない。無言である。鍵の故障か。いったん外に出たものの、私たちには確信が走っていた。

再び戻り、ドアを開け、呼んでみた

「K」

・・・・スィ〜ッと息を吸う観念した音が聞こえた。
そして、蚊の鳴くような声で

「ハ、ハ・・イ」

潜伏していた彼を見つけた。
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by na-boo | 2005-08-30 22:59 | 日記だび
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